浴そうが広くて、浴そう内への出入りの際に、すでに設置されているステンレス手すりだけでは不安があった。また、手すりが終わる所に段差があり、しかも深いため、危ない状態だった。入浴時には掴まる場所もないため、何かしら福祉用具が必要だと感じていた。

既存のステンレス製の手すりと反対側からも壁伝いに出入りできるように、手すりと浴そうの深さを半分にしたステップ台を一体型でオーダーしたものを設置し、安全で自立した入浴と入浴介助時の不安を軽減した。細かいポイントとしては、手すりと壁を同じ直線にすることで、より伝いやすくしており、踏み台と側面の隙間は天板をはね出し、認知症の方も足を突っ込みにくいように配慮した。