このページでは、福祉関連の情報でよく耳にする語句を集め、まとめた福祉用語辞典です。
それぞれの福祉用語は50音順に整理してあります。以下の行別リンクをクリックし検索する事で、より早く探すことができます。

あ行

IADL 手段的ADL、道具的ADLと訳される。ADLが食事、入浴、排泄等の日常的の基本動作であるのに対し、IADLはバスに乗って買い物に行く、電話をかける、食事の仕度をする、家計を管理する等のようにより広義かつADLで使用する動作を応用した動作が必要な活動を指す。
ICF International Classification of Functioning, disability and Healthの略。国際生活機能分類のこと。
ICIDH
International Classification of Impairments, Disabilities and Handicapsの略。国際障害分類のこと。
→国際障害分類
アウトリーチ アウトリーチとは手を伸ばす・手を差し伸べるという意味で、社会福祉の実施機関がその職権によって潜在的な利用希望者に手を差し伸べ利用を実現させるような取り組みのこと。
アクセスフリー 公共の建築物等で、身体障害者の利用にも考慮した設計のことをいう。
アクティビティ・サービス 利用者の日常生活の心身の活性化のための、様々な活動(アクティビティ)を提供するサービス。
アグレッシブ・ケースワーク 問題をもち社会福祉施設・機関の援助が必要であるにも関わらず、援助を求めない対象者に対し、援助側が積極的に働きかけ、家庭訪問などによって問題解決に取り組む個別援助活動のこと。
アセスメント
介護過程の第一段階において、利用者が何を求めているのか正しく知ること、そしてそれが生活全般の中のどんな状況から生じているかを確認すること。
アドボカシー 知的障害、精神障害、認知機能の低下などのために、自分で判断することが不十分な場合や、寝たきりなどの状態で自己の意志や権利を表明することが困難な方たちの代わりに、代理人が権利の主張や自己決定をサポートしたり、代弁して権利を擁護したり表明すること。
アルツハイマー型認知症 1906年にドイツの精神科医アロイス・アルツハイマーによって報告された、認知症を主症状とする原因不明の脳の器質的疾患のこと。日本の認知症患者の中で最も多いタイプとなっている。
医師 「医師法」や「医療法」に基づいて、病院や診療所において診療行為を行い、直接疾病を治療するほか、看護師・保健師・薬剤師・PT・OTなどの関連職に指示や処方を出すなど、医療面で最も重要な中核となる役割を担った職業。
意識混濁
(いしきこんだく)
意識の清明さが低下した状態。
うとうとしており刺激があれば覚醒する状態(傾眠)かなり強い刺激で反応するが覚醒しない状態(昏眠)外界の刺激には全く反応がなく、精神活動が停止している状態(昏睡)がある。
移乗動作 ベッド⇔車いす、車いす⇔便器等の乗り移りの動作。
移動前と移動後の平面が変わるときに用いる。
移動介助 自力での移動が不能(困難)な患者や高齢者、障害者の移動を助ける行為。
一般介護予防事業 介護予防が必要な方へ、市町村で行う事業や地域の互助、民間サービスを充実させ、参加者や通いの場が継続的に拡大していくような地域づくり、また地域においてリハビリテーション専門職等を活かした自立支援に資する取組を推進し、要介護状態等になることを予防するとともに要介護状態になった場合でも、地域において生きがいや役割をもって生活を営むことを支援する事業。
イネーブラー イネーブラーとは「可能にする人」という意味。ソーシャルワーカーの役割のひとつで、援助を受ける利用者自身が自分の問題や課題を解決するのを可能にする人とう意味で用いられる。
医療ソーシャルワーカー 保健・医療機関に従事するソーシャルワーカーをいう。
疾病や心身障害等によって生じる患者や家族の諸問題、具体的には経済、職業、家族生活等の問題を調整・解決するために社会保障、社会福祉サービス等の社会資源を紹介・活用して患者・家族が自立できるように援助するのが役目である。
インテグレーション 社会福祉の対象者に対し、対象者が他の人と差別なく地域社会と密着した中で生活できるように援助すること。また地域の中でハンディキャップをもった人が日常生活に支障をきたさないように地域住民、関連機関・団体が中心になって問題解決にあたること。
インフォーマル・ケア
近隣や地域社会、ボランティア等が行う非公式的な援助のことをいう。
⇔フォーマル・ケア
インフォームドコンセント 患者が病気について十分な説明を受け、了解したうえで、医師とともに治療法などを決定していくことをいう。
運営適正化委員会 都道府県の区域内において、福祉サービス利用援助事業の適正な運営を確保するとともに、福祉サービスに関する利用者等からの苦情を適切に解決するため、都道府県社会福祉協議会に置かれる機関。
エコマップ 社会福祉の領域では福祉的なニーズ・課題を持った人に対してどの様な社会資源があるかをマップにしてその相関関係をあらわした表のこと。
ST Speech-Language-Hearing Therapistの略。言語聴覚士のこと。
ADL Activities of Daily Livingの略。日常生活動作のこと。食事・排泄・更衣・入浴・移動・整容など、日常の生活を送るために必要な基本動作すべてのことをいう。
→日常生活動作
APDL activities parallel to daily livingの略。生活関連活動と訳される。食事、排泄、整容といった日常生活の基本動作をADL(日常生活動作)と呼ぶのに対し、APDLは、調理、掃除、選択などの家事動作や買い物、交通機関の利用などADLよりも広い生活圏での活動を指す。
エバリュエーション 事後評価。福祉的援助の終了時又は一段落したときに、今までの援助過程について、効果の判定、欠点、将来予測及び今後の改善点を当事者とともに検討することをいう。
⇔アセスメント
NPO 民間非営利組織。社会福祉協議会、ボランティア団体、福祉公社、協同組合等の営利を目的としない団体を指す。
嚥下障害
(えんげしょうがい)
飲食物がうまく飲み込めない、むせる、飲み込んだものが食道につかえるといった障害をいう。
エンパワメント 障害を持った方、あるいはその家族がより内発的な力を持ち、自らの生活を自らコントロールできること、また、できるようになるプロセス。
起き上がり補助装置 床や畳の上に置いて起き上がりを補助する機器のこと。スイッチを操作することにより電動で背部が昇降し、背上げ⇔背下げの動作を行うことができる。筋疾患や脳性麻痺などで室内の移動を座位移動や手足移動で行う、認知症などで安全上ベッドが使えない、あるいは居室が狭いなどの環境要因で特殊寝台を用いない場合などに利用する。
OT
Occupational Therapistの略。作業療法士のこと。
→作業療法士
オストメイト 人工肛門・人工膀胱保有者のこと。

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