全国の施設・学校・病院などに移動展示車(クローバー号)でご訪問しています。
研修会
神奈川県横須賀市
2018/7/31
神奈川県立保健福祉大学
日 時 2018年7月3日(火) 9:30~17:30
場 所 神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部 リハビリテーション学科 作業療法学専攻
講 師 小河原 格也 氏 (作業療法士)
参 加 3年生(21名)
サポート隊 神奈川支店 福祉介護機器課
■座学
イレクターとはどのようなものか。なぜ、イレクターが福祉用具に適しているのか。イレクターで製作した現場の活用事例も紹介しました。福祉用具に人が合わせるのではなく、福祉用具を人に合わせることを講義しました。
■展示車(クローバー号)
展示車で実際にどのような福祉用具があるのかを見て・触って・体験してもらいました。
たちあっぷⅡ ひざたっち は関心が高く、展示車内で全員が移乗動作の体験をしていました。また浴そうへの出入りの際、介助負担軽減になるターンテーブル付きのシャワーいすにも興味を持っていた学生さんが多かったです。
■動作体験
展示車でさまざまな福祉用具を体験した後、ADL(日常生活動作)室のベッドや車いすがある環境で移乗動作などの体験をしました。
ADL室での動作体験用具:たちあっぷⅡ ひざたっち・たちあっぷ ひざたっちC 回転式・トランスファーボード(車いすからベッドへの移乗)・トイレ移乗台・オーバーベッドテーブル
■組立実習
設計図面の見方・パイプの切り方・接着の方法を説明し、その後、実際に自分たちで設計した福祉用具を組立てていきます。パイプのカットも接着も最初は恐る恐るだったけど、繰り返すうちにコツをつかみ、慣れた手つきで組み立てていました。
できあがり!
車いすテーブル
輪入れ・物干し
浴そう跨ぎ訓練台
机上リーチ
■サポート隊からのコメント
朝から夕方まで丸々1日を使っての授業、本当にお疲れさまでした。介護施設の方からの要望に応えて自ら設計し、福祉用具を製作してもらいました。イレクターという同じ素材から4種類の福祉用具ができました。このように、発想次第でさまざまな福祉用具が生まれます。これから働いていく中で、さまざまな道具や素材を使って試行錯誤しながら提案していく力が必要になってくると思います。その素材の選択肢の一つにイレクターを入れていただいてイレクターがみなさんの力になれたら幸いです。