人間の体は、行為達成のために合理的にできています。
そのひとつに排便時の体の働きをみても驚かされます。
図1のように寝たり立ったりしている時は、恥骨直腸筋と浅部肛門括約筋の働きにより直腸と肛門のなす角度は鋭角で、直腸に便が溜まっても体を伸ばしていると安易に出ない仕組になっていますが(フラップバルブ.メカニズム)
トイレにしゃがんだ姿勢では(図2)体を前に折り曲げる為この角度が鈍角になり便が出やすくなります。
これらのことより、高齢者や障害を持っている方が寝たままで排便をするのは、よほど座ることの危険性がない限り物理的・解剖学的な見地からみても非常に難しいことが分かります。
但し、加齢や障害によって神経・筋活動が低下すると、直腸-肛門角を鋭角に形成できずに、失禁しやすい状況になる事があります。
図1:寝ている状態(女性)
図2:トイレで前屈している状態(男性) |
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